ジャンボラインでショートパットは打つべし!

【80斬りを目指すゴルフ】カップ一つスライス(フック)するラインのショートパット。これをそのままカップ一つで打つと高い確率でスルッとカップのワキを通り抜ける・・・。これを防ぐには「カップ縁」で打つ?それとも「カップ内」で打つ?いや・・・「ジャンボライン」で打つべし!これでショートパットのミスが激減するかも。

 

先日の東京五輪ゴルフ男子の最終日、

松山英樹は惜しいパットを何度も外し、

メダルを逃した。

 

 

一時はトップまで1打差まで詰め寄っていたんだが・・・

「普通に入るだろ」

と思われた15番の短いパーパット。

多分1mくらいだったと思うのだが・・・

これを外してボギーとしたのが激痛だった。

あれを決めとけば・・・

シャウフェレが受けるプレッシャーも

大きく変わったのにと思う。

 

「あれは俺でも入るわ!」

 

と思ったアマチュアも多かっただろう。

そりゃ、普通のエンジョイグリーンで、

何のプレッシャーもなく、

ただ入れるだけでいいのなら

そう難しくない距離だったと思う。

 

しかし舞台は東京五輪

 

日本中のゴルフ好きオッサンズの期待を背負ってのパットであり、

金メダルを取るために絶対絶対外せないパットであり、

みんなが入れて当然と思ってるパットである。

 

この「入れて当然」というパットは、

時に無意識のプレッシャーを産む。

 

きっとあなたも経験があると思う。

難しくない1mのパットを打ち切れずにショートしたり、

芝目に食われてヘニョスと曲がったり。

 

 

むしろ2~3mのパットを打つ方がプレッシャーは少ない。

簡単な距離じゃないし、

外してもそんなに恥ずかしくないからだ。

 

つまり、入れて当然だからこそ難しいのが

1m前後のショートパット。

これを外すと自己嫌悪に陥り、

メンタルダメージがとてつもなく大きいのだ。

間違ってナニが出てしまった時と同等のダメージとなる(トウシャシラベ)。

 

あなたの回りにもきっといると思う。

短いパットを外して不機嫌になるふてくされオヤジが。

 

ショートパット外してこんな顔になっていないか???

 

というわけで今回は、

 

ちょっとショートパットの話をしようと思う。

 

■プロラインが正解なのか?

 

よく、

「アマラインじゃなく、プロラインで打て!

と言われますな。理由は、

アマラインだと絶対に入らないから。

そして一度通ってるので返しのラインが丸分かりだから。

 

しかし、

これは本当にそうなのか?

と最近疑問に思うのである。

 

もちろんゴルフにおける大事な格言なわけだが、

いつもいつもプロラインで打つべきなのか?

ケースバイケースなのではないか?

 

例えば、10mの真横からのパット。

当然プロラインで打たないと入らないわけだが、

そもそも真横からの10mなんて超難しいわけで、

我々が一発で入れる確率は非常に低い。

 

そしてプロラインで打って難しい返しのパットを残すより、

 

プロラインの方が返しが簡単という話もあるが・・・上に付けたら下りが残るし、反対側に行ったらまた難しい横からのラインとなる。これは例えラインがわかってても簡単ではない。

 

わざとアマラインで打って、確実に

上りのパットを残した方がいいのではないか?

 

フックにせよスライスにせよ上りのラインとなるのでそう難しくない(ほぼ真っすぐ)。

 

あるいは

上りのロングパットで

プロラインで強気に攻めるより、

(オーバーすると下りが残る)

 

あえて曲がり幅を薄く読み、

アマラインで弱気に攻めた方が

セカンドパットが楽になるのではないか?

(・・・と思って打つと超ショートする危険性もアリw)

 

われらヘッポコアマチュアは、

プロのように距離感が正確ではないし、

狙ったところに正確に打てるわけでもない。

なので、

特にロングパットについては、

セカンドパットのことを考えて、

あえてアマラインで打つべきシーンがあると思うわけだ。

 

プロラインで狙うべきは、

3~7mくらいで・・・

3パットの危険性が少ない・・・

寄せつつあわよくば入れたい!

・・・というケースでいいのではないだろうか。

 

あるいは曲がる下りのパット。

これがアマラインになるとズンドコとカップから離れて行くし、

返しが難しくなるからね。

これは出来るだけプロラインで打って、

返しは上りのストレートを残したい。

難しいけど。

 

■ショートパットもプロライン?

では、ショートパットではどうか?

 

 

これが今回の話である。

 

仮に、上りの1.5mでカップ一個

スライスラインが残ったとしますな。

微妙な距離だが是非入れたいところ。

 

ショートパットは切れるとしてもカップ1個以内・・・というケースが多い。

 

これをプロラインで打つと・・・

 

高い確率で、

 

スルン!

 

 

とカップのワキをすり抜けてオーバーするのである。

 

大概ボールが曲がるのはカップを過ぎてから。

 

 

これはフックラインでも同じで、

やっぱり、プロラインでカップを外して打つと

スルンとカップのワキをすり抜けてしまうのだ。

 

シッカリ打てば、

シッカリ打つほど入らない。

 

じゃあ、

 

カップ内の左フチだろ!

 

 

と思って打っても、

 

 

何故かカップの横をすり抜けていくのだ。

これは、カップ内だから強め!という意識があるからか、

もしくは無意識の内に、

「スライス保険を掛けてしまう」

からだと思われる。

 

あるいは、我々ヘッポコアマチュアにとって

「カップ左フチカップ内狙い!」

といった狙い方そのものがシビア過ぎなのかもしれない・・・・。

 

もちろんピッタリの距離で打てば入るんだが、

ショートパットをピッタリの距離で打ってはならぬのは

みんなもご存知の通り。

ショートパットは入れに行くパットなので、

必ず強めに打たねばならん。

 

しかし強めに打ったらスルン!なのである。

 

 

これはなぜかと言えば、

ボールが傾斜や芝目の影響を強く受けるのは、

ボールの勢いが無くなってからの話で、

勢いがある内は傾斜も芝目も無視して大概真っ直ぐ進むからである。

 

そして・・・

カップ一個スライス(フック)と思っていたラインが、

「全然曲がらんのかい!」

というケースのなんと多いことか!

そう・・・上りのパットは基本的に曲がらないのだ!

 

・・・

 

そのとき、

 

ジャンボは言った。

 

■ショートパットはジャンボライン!

 

「カップの反対側を狙え」

(・・・とジャンボ尾崎が言ったという話があるがソースは見つからず・・・事実は不明)

 

は?

 

どういうこと?

 

 

つまり、ジャンボラインとは・・・

スライスラインの時には、

カップの左側を狙うのではなく、

反対側のカップの右側を狙う!

という極めて変態チックな技なのである。

(フックラインならカップの左側を狙う)

 

これが・・・

ジャンボライン!

 

なぜ、セオリーと反対側のカップを狙うのか?

 

まず反対側(切れる側)を狙うことで、

強制的に「強く」打たざるを得なくなるのである。

なんせ弱くなったら切れるのである。

これはもう誰だって強く打つしかないわけで、

ショートパットにおける「ヘニョス」ミスを未然に防いでくれるのだ。

 

 

このジャンボチンコな発想はマジで凄いと思う。

「カップ一個スライスだけど保険を掛けて左フチで・・・」

というヘニャチンな考えと真逆の発想なのだ!

 

それから、これがポイントなんだが、

このジャンボラインの打ち出し狙いは

「ど真ん中」なのである。

 

 

これがまた大事なポイントで、

ど真ん中を狙えば多少のパッティングのズレがあっても

カップに吸い込まれる可能性が上がるのだ。

 

なぜかと言えば、

パターフェースの角度が1度ずれると、

3m先でボール1個分ズレる。

 

我々ヘッポコアマチュアは

1~2度ズレるのなんて日常茶飯事であるからして、

ド真ん中を狙うと左右のミスに強くなるのである!

(どっちにミスしてもカップインの可能性がある)

 

つまり、カップ一個分曲がるラインを、

ど真ん中に強く打つ!

曲がる前に入れる!

 

 

というのがジャンボラインの正体なのだ。

 

意識はカップ右サイドだが、

実際は真っ直ぐ転がって、曲がる前に入る感じ。

(ちょいと曲がったとしても右から入る感じ)

 

今はルール改正及びコロナ禍で「ピンを刺したまま」でプレイする方多いと思うが・・・つまりショートパットは全てピンに向かって打てばOK。

 

もちろんこれで全てのパットが入るわけではないし、

傾斜や芝目に食われて予想以上に切れることもあるだろう。

 

だけんどもしかし。

 

 

カップのワキをスルン!・・・と抜けて

「曲がらんのかい!」

と叫ぶことはなくなるし、

 

緩んでショート!・・・ヘニョス。

「あああ!やっちゃったー!」

というミスもなくなるのだ。

 

ジャンボラインのデメリットは

ハズレた時に、

長~い返しのパットが残ることだが(イヤーン)、

 

それはもう気にしなくていい。

 

ボギーやダボが増えるかもしれんが、

それより、

バーディやパーを取ることの方が大事だからだ。

 

ちなみに、ジャンボラインは、

キツイ下りのラインや

大きく曲がるラインでは使えないぞ!

(ショートパットでカップ2個以上)

 

なぜなら下りは上りより曲がりやすく、

大きく曲がるラインだとボールの勢いがあっても曲がるからだ。

これはさすがにカップを外して打たないといかんだろう。

 

ただし、絶対入れないといかんパットなら・・・

ジャンボラインはアリだと思う。

ハズレたら大変なことになるけど、

絶対入れねばならんのならリスクを負って勝負するべきだろう。

 

というわけで、

ショートパットに悩む毒者が居たら・・・

今後のラウンドで是非、

ジャンボラインをお試しあれ!

 

曲がるラインを真っ直ぐ打つのは

すごい勇気がいるんだけど・・・

これが出来るようになったら

寄せワンがもっと増える・・・かもしれない(笑)

 

さて、

 

今回はチサンカントリークラブ御船に行って来たぞ。

空港周辺オープン決勝第一戦の練習ラウンドだ!

ティはフルバック(黒ティ)なので、

実際はバックティの6548ヤードより多少長い。

天気は晴れ、微風。左股関節の痛みはまだ若干残ってる感じ。

 

結果は、

 

 

out51、in41。

 

前半はティショットのOB2発。

3番ではバンカートラブルもあって・・・

トリダボトリボギトリ・・・

最初の5ホールで+12も打ってしまった。

本番では・・・もう1番と5番はドライバー握らんとこう!

立ちにくいし、すぐOBになる。

ボギーで良しとしよう。

 

後半のinは大きなトラブルもなく、

ナイスラウンド。

本番でも41で回れれば上出来ですな。

 

最近は股関節痛の影響もあってあまり練習が出来ていない。ボールを打つとどうしても負荷が掛かるので素振り中心の練習をしている。あと、テニスボールを使ったケツマッサージは毎日続けているぞ。効果があるのか不明だが、最初は激痛だったのが最近は気持ちよくなって来たので良くなってるんだと思う。しかし股関節は大事だわー。

 

10日間で学ぶヘッポコアマチュア用ゴルフ講座。

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