3パットを防ぐ方法その2!パッティング文字盤で傾斜を読む!

【80切りを目指すゴルフ】3パットを防ぐ為には、「距離感」とともに「傾斜の読み」が必要。上りか下りか?フックするのかスライスするのか?そして、その曲がり幅は?パッティング文字盤を使ってグリーンを読め!下りはオーバー!横からはカップ下狙い!上りはショートさせるべし!返しのパットが曲がるか真っ直ぐかも考慮して打つべし!

 

前回、3パット撲滅のためには、

ロングパットの距離感を磨くべし!

という話をしたが(→記事はこちら)、

 

今回はグリーンの傾斜の読み方の話をしようと思う。

 

フックするかスライスするのか?

どのくらい曲がるのか?

上りと下りでの違いは?

 

といった話である。

 

しかし、

グリーンの傾斜の読み方

ってのは人それぞれですな!

 

ほとんど読まないでビタッと寄せる人もいれば、

念入りに読んで読んで読んで・・・

アサッテの方向に行く人もいる(笑)。

 

私も以前は全て勘で打っていたので、

アサッテの方に行くことも多々あったのであるが、

 

いつまでも勘では上達しないことを思い知り、

現在は念入りに傾斜を読むようにしている。

 

■浅次郎のグリーン上ルーティン

1、全体の傾斜を観察しながらグリーンに上がる。

2、まず歩測してボールからカップまでの距離を測る。

3、カップ側から傾斜を読む(曲がり幅を計算)。

4、ラインの横から上り下りの傾斜を読む(振り幅を計算)。

5、最後にボール側から傾斜を読む(確認)。

 

という流れである。

 

 

こんな感じですな。

 

大事なのは、具体的な数字を出しながら傾斜を読むこと。

 

例えば、

歩測して12歩

カップ3個分のフックライン・・・

下り傾斜だから振り幅は6歩くらい・・・(50%読み)

下り傾斜だからさらに2個分切れるか・・・

(最終的には振り幅6歩、カップ5個のフックライン)

 

ということを計算しながら傾斜を読む。

 

アドレスに入ったら余計なことを考えず、

最終的なジャッジを信じて打つだけ。

 

で、ラインの読み方は、

 

 

高低差が基本。

 

基本的には傾斜しか読まない(読めない)。

 

もちろん芝目も読めるなら読んだ方がいい。

 

芝目って何?

 

という方はこちら。

 

でも芝目を読むのは難しいよなー。

 

特に冬芝や天気が良くない日なんかは、

順目と逆目を判断するのも難しい。

 

そして・・・曲がり幅は

芝目より高低差の方が影響大きいからね。

 

これはグリーンにまつわるトリビア。

 

なるほど、

グリーンの外周は逆目なんだ・・・知らんかった。

確かに・・・グリーンの外から転がすと、

外周でブレーキ掛かる感じあるな。

 

あとカップの中を見てみるってのもやったことなかったなあ。

 

 

でもこれ、実戦だと・・・

よっぽどジロジロ見ないと分かんないけどね。

 

さて、

 

以上のことは・・・

 

「知っとるわ!」

「俺もやっとるわ!」

 

という方も多かったと思うが、

 

この記事を見に来てもらったみんなに

是非知っておいてもらいたいことがある。それは・・・

 

パッティング文字盤だ!

 

ゴルフデータ革命より抜粋

 

フックかスライスかは分かった!

上りか下りかも分かった!

 

でも・・・

どのくらい曲がるのか全然分からない!

って方は大勢いると思う。

 

偉そうなことを言ってる私も、

 

「え?そんなに曲がるんかい!」

「全然曲がらんやないかい!」

 

ってことはしょっちゅうである(笑)。

 

そこで非常に参考になるのが、

このパッティング文字盤。

 

 

基本は12時から6時の

「フォールライン」を見つけること。

(フォールライン:ボールを転がした時に真っ直ぐ落ちるライン)

 

フォールラインが見つかったら、

自分のボールが文字盤の何時にあるかを確認。

 

右半分(0~6時)ならフックライン

左半分(6~12時)ならスライスライン

 

・・・である。

(もちろん基本的な話であり、マウンドなどがあったら変わるぞ)

 

そして、ボールの曲がり幅は、

1時、2時・・・と大きくなり、

3時で最大となる(反対側は9時ね)。

 

この図は5フィート(約1.5m)の曲がり幅を示しているんだが、2%の傾斜であれば、真横の3時からは1.5mの距離でもボール2~3個は切れるってこと。これが3mになれば4~6個分は切れるわけで・・・もし傾斜の角度が分かるのであれば、曲がり幅も厳密に計算出来るわけだ。

 

もちろん、どのくらいの傾斜の時にどのくらい曲がるか?

なんて実戦で厳密に計算出来るはずもなく、

経験と練習で培う他ない。

 

しかしパッティング文字盤を使い、

ボールの位置が「何時」なのか?を把握することで、

 

・メチャクチャ曲がるのか?

・ちょっとしか曲がらないのか?

 

なんてことが分かって来ると思う。

 

で、次に注目してもらいたいのが、

 

下りのラインが大きく曲がるのに対して、

上りのラインはあんまり切れないってこと。

 

 

もう一度パッティング文字盤を見て頂きたい。

上りと下りでは球の曲がり方が全然違うと思う。

 

下りのパットが大きく曲がったから・・・

「思ったより曲がるな~~~!」

と考えながら返しのパットでも曲がりを計算して打つのは3パットの元。

 

そもそも、

球足が遅くなってから大きく曲がるのであり、

上りのラインはあまり傾斜の影響を受けないからだ。

 

「返しは真っ直ぐ」

 

というパッティング格言があるが、

これを厳密に言うと、

「カップ近くを通った下りのパットの返しは真っ直ぐ」

ということ。

 

なぜなら下りのパットは重力に従って曲がって行くのであり、

カップ近くを通ったのであれば、

ほぼフォールライン上にボールがあるからだ。

 

※下図は分かりやすくするために多少極端にしている。

 

5~7時のゾーンの上りのラインはほぼ真っ直ぐである。

よほどの傾斜じゃない限り、

切れたとしてもボール半個~1個程度。

 

なので5~7時の間に落ちた上りの返しは・・・

決してカップを外さないこと。

 

だから下りのラインは

出来るだけカップをオーバーさせることを心がけよう。

オーバーさせれば返しはほぼ真っすぐだ。

(ショートするともう一回曲がるラインを打たなければならない)

 

一方、難しいのは横からのパットで。

 

 

横からのパットがオーバーすると

フォールラインから外れやすいのである。

当然次も曲がるラインで打たねばならない。

 

 

距離が短くても難しいパットが残る。

真横からの1mのパットとか打ちたくないよね(笑)。

 

だから、

 

真横からのラインは、弱めに打って、

最初からカップの下を狙うことをオススメする。

(具体的にはカップの下30~50cmくらいに止めるイメージ)

 

 

カップの下5~7時の間なら・・・

1mだろうが2mだろうが真っ直ぐのライン。

真横からの1mのパットとは難易度が全く違うわな。

 

もちろん、

パットに自信があるならジャストタッチで打つべし。

タップイン出来るくらい寄せるのが一番いい。

 

しかし、

そもそも真横からのラインをカップインさせるのは至難の業である。

曲がり幅と強さが完全に一致しないと入らないからだ。

距離が3m以上ともなれば尚更で・・・

こういうケースでは最初から弱気の2パット狙いもアリだと思う。

 

パットがショートすると

「アマラインじゃん!」

「届かないと入らないよ!」

と言って小馬鹿にするやつがいるが、

 

 

こんなもんは

セックスする時にコンドームを使うか使わないか?

という話と同じで(え)、

ケースバイケースなのである。

 

真横からのラインはプロラインではなく

アマラインで打つべし!

 

最後に上りの場合。

 

 

キャディさんに

「どのくらい曲がりますかね?」と聞くと、

「ほとんど曲がりません」

という答えが返ってくることって多いよね。

 

その多くは「5~7時の上りのライン」で。

実際打ってみるとやっぱりほとんど真っ直ぐのことが多い。

 

パッティング文字盤でも7時からの曲がり幅は、

ボール半個程度(1.5mの距離)である。

 

大体の目安を書いておくか。

 

1.5m・・・ボール半個

3.0m・・・ボール1個

4.5m・・・ボール1.5個

6.0m・・・ボール2個

7.5m・・・ボール2.5個

9.0m・・・ボール3個

15.0m・・・ボール5個

21.0m・・・ボール7個

 

ね。仮に10mくらいあっても

カップ一個くらいの曲がり幅なのだ。

 

つまり、5~7時の上りのパットは

 

ほとんど曲がらない!

と思っておいていい。

(もちろん傾斜角やマウンドによって変わるぞ)

 

で、この場合は多少オーバーしたとしても・・・

 

 

大きく曲がることはないし、ほとんどフォールライン上。

つまり返しは下りでもほとんど曲がらないのだ。

 

ただし、アマラインで

大オーバーした場合は一転ピンチになるぞ。

 

 

下りの曲がるラインが残ってしまう。

 

逆にショートしたらどうなる?

 

 

これは、真っ直ぐの上りラインになりますな。

 

つまり、上りのロングパットは、

 

・プロラインでオーバーさせる(2ndパットは下りの真っ直ぐ)

・アマラインでショートさせる(2ndパットは上りの真っ直ぐ)

 

このドッチかがいいね。

 

強気で行くならプロライン、

大事に行くならアマライン。

 

こういう選択肢があると、

ロングパットの打ち方が変わって来ると思う。

 

これが・・・7時~8時(4~5時)になるとどうなる?

 

 

もうちょっと切れるんですな。目安としては、

1.5m・・・ボール1個

3.0m・・・ボール2個

4.5m・・・ボール3個

6.0m・・・ボール4個

7.5m・・・ボール5個

9.0m・・・ボール6個

15.0m・・・ボール10個

21.0m・・・ボール14個

 

こうなると1.5mでも強さによっては結構曲がるね。

オーバーした時の理屈はさっきと同じだが、

更にきつくなる感じで。

 

プロラインでオーバーすると、

 

 

下りの曲がるラインが残る。

 

アマラインでオーバーすると・・・

 

 

返しはほとんど真横からのラインとなり、

激ムズなパットを打つ羽目になる。

 

ショートすると?

 

 

真っ直ぐのフォールラインに寄って行くので、

2ndパットはやっぱりイージーになるね。

 

つまり、3パットを防ぐには・・・

上りのパットショートさせた方がいいのである。

 

もちろんフォールライン上(5~7時)の上りなら

多少強気で狙っても良い。

 

しかし7~9時、3~5時の上りは、

1mオーバーするだけで激ムズのパットが残ってしまう。

 

入れに行きたいのは重々分かる!

 

しかし、3パットを防ぐためには敢えてショートさせる・・・

という考え方も必要かもしれない。

(一応言っておくが、入れなければならないショートパットは別の話よ)

 

まとめよう。

 

■3パットを防ぐ傾斜攻略法

・パッティング文字盤を思い浮かべるべし。

・下りのパットはオーバーさせるべし。

・横からのパットは30~50cm下を狙うべし。

・上りのパットはショートさせるべし。

(ただし、5~7時はほとんど曲がらないので狙ってよし)

 

これを実践したとて、3パットが無くなるわけではない。

ただ少なからず3パットは減ると思う。

 

なお、パッティング文字盤は、

他人のパットを注意深く見ることで、

よりハッキリと浮かび上がって来るぞ!

(→同伴者のパッティングを見て自分のラインを見つけろ!

 

それから、パットの強弱は状況によっても変わるけんな。

(→パターは強め?弱め?状況によって変わる!

 

参考になれば嬉しい。

 

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さて、

今回は、くまもと中央CCに行ってきたぜ!

前回極寒で99叩いたんで・・・

リベンジじゃい!

 

 

IN42 OUT44の86。

 

この日も寒かったんだが、極寒というわけではなく、

グリーンも前半は多少凍っていたんだが、

後半は普通のコンディション。

 

くまもと中央CCはそもそもグリーンが広く、

この日はかなりデッドな位置にピンが切られていたのはあるんだが、

それにしてもパット38はアカンぜよ。

 

3パット撲滅は至上命題だな(笑)。

 

 

じわじわと平均スコアが落ちて来たなあ。

でも1月は寒いし、仕方ないよね(笑)。

これから挽回するぜー!

 

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