アマチュアがドローからフェードに球筋を変えたら?

【80切りを目指すゴルフ】アマチュアがドローからフェードに球筋を変えたらどうなる?飛距離は落ちるのか?球の曲がり具合は?サイドスピン量、総スピン量は?OB率は?打ち方は?グリップは?結論を言えば、フェードを打つのはそう難しくない!そして左サイドを殺せるためOB率は下がる!捕まったフェードが打てれば飛距離も落ちない!

 

一大決心をして、自分の持ち球を

ドローからフェード

に変えることにしたのである。

 

何故か?

 

フェードが持ち球の田中瑞希プロとラウンドしてチンコの皮に火が点いた。

(ホールインワンおめでとうー!)

 

 

というのもあるんだが(笑)、

 

ドローだと・・・逆球が出るからだ。

 

つまり・・・ドローを打つつもりで右に出した球が・・・

ドローが掛からずに真っ直ぐプッシュアウト。

あるいはプッシュスライスとなって

 

「ファーーーー!」

 

 

と叫ぶハメになるのである。

 

これはOBやトラブルに直結する大ミスで、

ドロー系が持ち球の毒者は

「アルアル探検隊!」と頷いてくれると思う。

 

 

ドロー系はヘッドの自然な動きと逆の動きなので、

(普通にクラブを振るとヘッドは開こう開こうとする)

どうしても逆球のミスが出ちゃうんだよね。

 

じゃあ、フェード系だとOBは出ないのか?

 

というと、もちろんそんなことはないわけだが、

(引っ掛けOB、あるいは大スライスOBがある)

 

フェード系の方が出球が安定し、

曲がり幅をコントロールしやすい!

というメリットがあるのだ。

(ミスってもフェードがスライスになる感じ)

 

そして・・・

引っ掛けない限り、左には行かない!

というのがフェード系の一番のストロングポイント。

 

つまり・・・

左のミスを殺せるのである!

 

私の場合OBの出る確率は4.9%。

つまり20ホールに1回の割合でOBを打ってしまうわけだが、

そのほとんどがドライバーのOBなのである・・・。

 

そしてそのOBは、

も同じくらいあるのだ。

 

これを半分に減らすには、

左のミスを殺せばいい!

 

という結論に達したわけだが、

 

話を一旦戻そう。

 

スイングの理想は、

インサイドインのストレートボール。

 

 

私もインサイドインのスイング軌道を理想として

懸命に努力して来た。

 

だけんどもしかし。

 

 

インサイドインの完全ストレート軌道は理想的なようでいて、

大きなリスクを孕んでいるいるのである。

 

それは、

「ドローもフェードも出てしまう」

というリスク。

 

インパクトの瞬間にフェースが開けばフェード(スライス)になるし、

インパクトの瞬間にフェースが閉じればドロー(フック)になる。

あるいは、

フェースのヒール側にヒットすればフェード(スライス)するし、

フェースのトゥ側にヒットすればドロー(フック)する。

 

フック系かスライス系か・・・

ドッチが出るか分からんのだ。

 

そしてその「一瞬のインパクト」をコントロールすることなど不可能。

 

まるで

 

いつ怒り出すか分からん我が嫁のようである。

 

これは危険極まりなし(笑)。

 

だからほとんどのプロやトップアマは、

フェードかドローかどっちかに

自分の持ち球を決めているわけだ。

 

「ホールごとにドローとフェードを打ち分ける」

なんて器用な人はプロでも少ない。

特別な状況に置かれない限り、自分の持ち球で攻めるのがセオリー。

 

「ストレートボールが持ち球だ!」

というトップアマは私の知ってる限り鬼ヤンベくらいのもんである。

 

これはみなさん出来ないのではなく・・・やらない。

 

もちろんプロならドローでもフェードでも打てちゃうわけだが、

どちらかに寄せた方が圧倒的にスイングが安定するのである。

 

これを無理に変えようとしてスランプに陥るプロは少なくない。

 

今年のアースモンダミンカップで5年ぶりの優勝をした渡邊彩香は元々フェード打ちだったのを・・・ドローに変えようとして大スランプに。今年はフェードに戻して復活。

 

で、私も・・・

完全なストレートボールを目指すのではなく、

ドローかフェードかに寄せようと思ったわけだが、

 

「ナニが左曲がりならドローがいい」

 

という迷信を信じたわけじゃなく、

 

「ドローの方が飛ぶでしょ!!」

 

と安易に考えて今に至るのである(笑)。

 

で、私がどうやってドローを打とうとしているかというと、

 

・目指せインサイドインのスイング軌道

・アドレスは若干閉じる

・フェースはちょいと返すイメージ

(グリップはフック)

 

という感じだ。

 

幸い、左肘のチキンウイングはほぼ完治したし、

インサイドに振り抜けるようにもなったし、

キッチリ当たれば力強いドロー球が出るようにもなった。

 

再び、だけんどもしかし。

 

 

冒頭でも書いた通り、

ドロー・フック系はシチュエーションやプレッシャー次第で、

逆球が出てしまうのである。

 

それは・・・

右ではなく左にプレッシャーがある時。

 

例えばこんな感じの左が危険なホール。

 

 

こういうホールだと・・・

大きく右を向いたアドレスになった挙句、

ビビッてインサイドに振り抜けず、

中途半端なスイングになって右プッシュ。

あるいはプッシュスライスとなってしまうのだ。

 

また、この時、ビビッて身体が止まってしまうと、

引っ掛けチーピンが出てしまうのである。

 

ドッチが出てもOBあるいは大トラブル。

 

 

「アルアル探検隊!」

 

とドロー系の毒者は頷いて頂けると思う。

 

これはもうカラダに染み付いてる恐怖心であり、

ドローを打つ限り取り除くことは不可能。

 

 

白目剥いてる西川君状態になってしまうのだ・・・

 

しかしフェードならどうか?

 

 

左はあんまり気にしなくていいわな。

フェアウェイ真ん中に打っておけば怪我はしない。

 

そう・・・フェードの最大の利点は、

左を殺せること!

 

左に引っ掛ける心配がないので(ミスった時は別)、

思い切り左サイドに振り抜けるのである。

これが大きい。

なぜなら、

ドロー打ちにせよフェード打ちにせよ。

左に振り抜かないと

ボールは捕まらないから。

 

「片方を殺せる」というのは精神的にもかなり楽。

「ドッチが出るか分からん!」という状態とは不安度が全然違うよね。

 

あとは曲がり幅の問題だが、

フェードになると身体の壁があるから出球のラインが安定するからね。

極端なアウトサイドインじゃない限り

アライメントより左には行かないし、

よっぽど大スライスにならない限り

右OBの心配も要らなくなる。

 

というわけで、

 

「今日から俺は!三橋になってリコちゃんのムネを触る!」

 

 

じゃなかった(笑)、

 

「今日から俺はフェード王になる!」

 

と決めて練習することに。

 

もちろん、

 

簡単ではない。

 

私が打ちたいのはペラスライスではなく、

カッコいいパワーフェード。

 

これは本当に難しい。

 

今までずっとドロー系だったから尚更である。

 

「浅次郎さん、フェードってどうやって打つんですか?」

 

うむ。個人差があるので何とも言えんのだが、

 

・アドレス

・グリップ

・スイング軌道

・道具のスペック

 

を変更することで誰だってフェードを打つことは可能だ。

細かいことは私にも分からんわけだが(←え)、

渡邉彩香ちゃんがフェード打ちに戻した時の記事が参考になるかもしれん。

 

渡邉彩香のフェードで飛ばすスイング大改造

 

ふむふむ。

 

・リリース早め(←得意。笑)

・頭を残す(←苦手)

・アップライトに外側に上げる

・インパクトからフォローで球を逃がす

 

手首を返すのではなく、

体の動きに合わせてゆるやかにフェースターン・・・

そして球を逃がすイメージ

これがフェード打ちの極意かもねー。

 

師匠のユッキーから教えて貰ったフェードの打ち方は、

・フックグリップのままでOK

・意識的にオープンスタンス。

・ボールとの距離は近め、前傾浅め

・しっかり左足を踏み込む

・球を逃がすイメージ

 

スイングはほとんど変えなくていいんだそうな。

大事なのはアドレス。

それからボールの位置。

あとはインサイド高めに振り抜くことと、

球を逃がすイメージ。

 

球を逃がすイメージってのは渡邉彩香が言ってるのと同じだね。

 

勉強になったのが

「フック(ストロング)グリップのままでいい」

ってこと。

 

「そもそもフックグリップはフックを打つためのグリップじゃないんよ。自分でフェースを返さなくても捕まりやすいグリップ。言い換えれば、小手先のフェースターンを極力押さえるためのグリップ。」

 

だから、

フェースターンを押さえたいフェード打ちにこそ

フックグリップが最適!ってこと。

 

なるほどね。

 

ま、今更グリップの変更とか出来んけど(笑)。

 

それから道具のスペックも特に変えなくていいらしい。

今のドライバーは基本「フック気味の捕まり仕様」だが、

「捕まったフェード」

を打ちたければそれでいいんだそうな。

(もちろん微調整した方がいいんだろうけどね)

 

ドライバーのカチャカチャでフェードが打てるようになるのであれば、

それが一番楽なんだろうけどね。

私の経験上・・・それは難しい(笑)。

 

これは練習中の数値。

 

 

サイドスピンで

「R」になってるのがフェード・スライス系で

「L」になってるのがドロー・フック系。

数値が大きいほど曲がり幅が大きい。

とにかく左に打ち出す練習をしていたので・・・

左右打ち出し角は全部マイナス(左サイド)になってるね。

 

総スピン量を見ると・・・

やはりドロー系の方がフェード系よりスピン量が少ないし、

飛距離も出ているんだよね。

 

一番下のデータは

ヘッドスピードが43.7m/s。

左1.8度の方向に出て、

サイドスピンが219R。総スピン量が2000回転。

ほぼ理想的なフェードの弾道だったわけだが、

これでキャリー228ヤード。総距離252ヤード。

軸からのズレが4ヤードなんで想定ではフェアウェイど真ん中。

 

これを毎回打てるようになりたい。

 

これは実際ラウンド中に撮影したスイング。

 

 

肥後サンバレーゴルフクラブの9番。

432ヤードパー4。

左ドッグレッグのコースなので・・・

左に見える斜面からドロー!

というのが理想的なんだけど、

狙いすぎて引っ掛けてしまうと左OBがあるホール。

というわけで、

毎回右の広くて安全な遠い方に行っちゃうんだよね(笑)。

 

しかし今回はフェード打ち!というわけで、

左OBは気にしなくていい!

左斜面の中腹狙いでナイスフェード!

260ヤード飛ばしてフェアウェイど真ん中。

残り175ヤードを5番アイアンでギリオン2パット。

ナイスパーであった!

いやしかし・・・後ろから

このホールでパーを取ったのは初めてかもしれん。

基本ボギーで良しのホールだもんなあ。

 

フェードでも普通に飛ぶね。

あとは・・・ミスが少なくなるように練習あるのみ!

 

さて、上でも触れたが、

今回行って来たのは肥後サンバレーゴルフクラブ。

阿蘇オープン決勝の練習ラウンドだったので、

ティーはフルバック(時々バックティー)。

曇り微風、11月だが半袖!という絶好のゴルフコンディション!

 

フェードで攻めると決めて行ったぜ!

 

 

イン42、アウト41。

 

スタートホールの10番でいきなり右OB。

フェードを打とうとしたんだが、

突っ込んで開いた上に薄く当たってペラペラの球になって右の林へ。

 

しかしこの日の大きなミスショットはこれだけ。

フェードを打とうとして曲がらずに真っ直ぐ行くことはあったが、

いいショットが出た時は飛距離も出ていたし、

方向性も良かったんだよね。

後半のアウトは全てのホールでフェアウェイキープ。

絶好の位置からのセカンドショット凡ミスや、

惜しいパットが2~3つあって83。

フルバックからこの内容なら手応え有り。

 

今度こそ、

 

フェード王になって、

 

 

リコちゃんのムネを触るんだい!

 

待っとれや!

 

 

来年はOB率を2.5%くらいに減らしたい。それだけで平均スコアが1伸びるけんな。フェードで左を殺せればそれも可能!ただ、フェードに変えたら変えたでまた違う悩みが出て来るんだろうけどね(笑)。

 

10日間で学ぶヘッポコアマチュア用ゴルフ講座。

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